4.ブルーライトを浴びると体に影響がある?

 スマホやタブレットなどの画面が発するブルーライト。近視との因果関係ははっきりわかりませんが、体内リズムを乱す原因になります。夜遅くまでブルーライトを浴びる生活を続けると、体内リズムが乱れて自律神経系や内分泌系、免疫系に悪影響を及ぼすため、「寝つきが悪い」「眠りが浅い」などさまざまな不調が現れると言われています。もちろん、近視予防の上からも、寝る直前のゲームやスマホはもってのほか! 翌朝まで目の緊張が続いてしまいます。夜にゲームをしたいなら、最低でも就寝30分前までにしましょう。

 近視の発症には遺伝が大きく関わっていて、両親のどちらかが近視だと、その子どもも視力が低下しやすいといいますが、やはり毎日の生活習慣が大事。

「一度下がった視力は元に戻りません。視力の成長過程になる6、7歳までなら、多少の視力は回復する可能性がありますが、8歳を過ぎてしまうとそれも望めません。これ以上、低下させない努力が必要です」(浜先生)

『AERA wit Kids2017冬号』(朝日新聞出版)では、そのほかにも、子どもにネット・ゲーム・スマホを上手に使わせるためのヒントを掲載。親子ゲンカの原因になるのも、上手に使って知識を広げるツールになるのも親次第。親子で読んで話し合いのきっかけにしてみてはいかがでしょう。

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