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連日のように芸能人の交通事故が報道される。お笑い界でも「インパルス」の堤下敦さんは今年2度目の事故で、謹慎処分に。土田晃之さんも事故後に生放送で謝罪した。カンニング竹山さんは「芸能人の事故はどこまで報道する必要があるのか」と疑問を持っているという。
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芸能人の交通事故って、しょっちゅうニュースになっているけど、事故が起こったときに、偶然、職種が芸能人だったってことだけだと思うんですよね。事故の内容にもよるし、人身事故を起こしたのならしょうがないけど、不注意でちょっと追突しちゃったとか、縁石にぶつけちゃったとか、そういう程度のことを世の中に知らせる必要あるんでしょうか。もちろんやっちゃいけないことだけど、スピード違反とか駐車違反とかで名前が出ちゃうのはやり過ぎだと思うんですよね。
堤下くんの場合は、前にも事故を起こしていたから、今回は普通に不注意だったとしても、しばらくは運転しないほうがいいのかなと思う。時期的にね。でも、こないだ土田くんが事故ったのは、出さなくてよくね?っていう部類のことだと思う。不注意でぶつかっちゃったら、後は双方が話し合う問題だから。相手がムチウチになっちゃったとかケガがあれば、こっちがテレビで楽しくやってるっていうのも常識的には良くない。そうい意味では、お笑い芸人は難しい仕事なんですよね。本人に車を運転させたくないっていうプロダクションは多いと思います。
僕は都内なら自分で車を運転して、自宅から撮影現場まで移動していますが、僕みたいなパターンは芸人でも数人ぐらいで、めずらしいほう。みんなタクシーとか電車を使ったり、事務所の車や運転手を付けていたり、マネージャーが運転することもある。
芸能の仕事をしていたら、本当は自分で運転しないほうが良いんだと思います。事故を起こしたらニュースになっちゃうし、事故処理で次の仕事に行くことができなくなりますから。マネージャーが運転していたら、その場は任せて次の撮影に行けるけど。だから本来は、プロダクションは嫌がりますよね。