NHK連続テレビ小説「ひよっこ」が連日20%超えの視聴率を叩き出すなか、ヒロイン役で出演している有村架純(24)にあらためて注目が集まっている。
有村といえば、2013年にNHK朝ドラ「あまちゃん」で、小泉今日子(51)演じる天野春子のアイドル時代を好演した。有村もドラマのヒットに引っ張られるようにブレイクして、以降は映画やドラマ、CMなどで見ない日はないほどの活躍ぶり。ただし、ブレイク直後は決して順風満帆ではなかったという。
「有村さんは、2016年に主演映画『映画 ビリギャル』で日本アカデミー賞などは受賞したが、ヒロインとして出演した月9の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)が視聴率が低迷するなど、なかなか結果が出ない状態でした。また。当時は演技力に賛否両論があった。演技がガッチリと型にはまってしまい、『面白みがない』という意見も一部にありました」(民放テレビドラマ制作スタッフ)
またこの頃から、CM出演も増えてきたが、広告代理店のCMディレクターは「これにも実は理由がある」と話す。
「ドラマのキャスティングでは常に名前があがっていたのですが、どっちかと言えば『仕事を断らない女優さん』として、“抑え候補”に挙がっていました。他のタレントが出演に難色を示すようなCMも断らないので、制作サイドから感謝されていたようです」
着々と舞い込む仕事に対して、丁寧に取り組む姿勢が評価されたこともあり、朝ドラのヒロインは通常、オーディションで選ばれるが、有村は脚本家の“指名”で「ひよっこ」のヒロインに抜擢された。
「有村さんが画面に出てくると、ぱっと華やぐというよりはどこかほっとするような柔らかさがあり、明るい気持ちになりますよね。現代のイケメンが活躍する恋愛ドラマよりも朝ドラのほうがハマり役だと思います」(週刊誌の芸能担当記者)
そしていつしかドラマは大ヒット。だが、今後は有村の顔を“簡単”には拝めなくなる可能性があるという。