お笑いタレントの渡辺直美(29)が主演を務める連続ドラマ「カンナさーん!」(TBS系)が7月18日からスタートする。2001~07年まで漫画雑誌『YOU』(集英社)に連載されていた深谷かほる氏による同名漫画が原作で、雇われファッションデザイナーとして働く主人公・鈴木カンナがダメ夫や姑、会社の上司などに振り回されながら、子育てや家事などに奮闘する姿を描く。
同ドラマが放送される時間帯は火曜10時。TBS系“火10”枠はこれまで『逃げるは恥だが役に立つ』『カルテット』『あなたのことはそれほど』といった人気作や話題作が続いているのだ。ゆえにネット上では、「これも面白そう!」「楽しみ!」と期待の声が寄せられているが、一方、「お笑い芸人が主演って辛くない?」「渡辺直美は好きだけど、主演は知名度のある俳優や女優にやってほしい」など厳しい意見も散見される……。そんな賛否両論があるのは仕方ないが、果たして成功する見込みはあるのだろうか?
「旬とはいえ、主演が女性芸人の渡辺直美ということでさまざまな見解があるようですが、意外と渡辺って数字を持ってるんですよ。2015年1~3月に放送されていた『五つ星ツーリスト ~最高の旅、ご案内します!!~』(日本テレビ系)という渡辺主演のドラマがあったんですけど、深夜枠のドラマにしては平均視聴率4.4%と大健闘。放送時は渡辺自身も『深夜なのにまさかの熊本県での視聴率が12.5%だったらしいよ 異常です! 何が起きたの!』とインスタグラムに綴るなど、本人も驚いていたようです。そんな自身のインスタも、フォロワー数が現在680万人以上と圧倒的な数値を誇ってますし、とにかく人気はありますよね」(テレビ情報誌の編集者)
さらに、「脇を固める役者たちも個性派ぞろい」と話すのはスポーツ紙の芸能担当記者だ。
「カンナ(渡辺直美)の夫を演じるのが要潤(36)で、しかも『妻を裏切って浮気する』というゲスな役どころ。ゲス夫の母親役には斎藤由貴(50)がキャスティングされましたが、自身にとっては初のおばあちゃん役で、視聴者からは『斎藤由貴のおばあさんは見てみたい』という声が上がっています。そして、カンナの息子が通う保育園のイケメン保育士が工藤阿須加(25)。実は工藤の父親はプロ野球・福岡ソフトバンクホークス監督の工藤公康(54)で、いわゆる二世なのですが、爽やかで清潔感もあり、今勢いのある若手俳優の一人なんですよ。そんな脇役陣がどう絡んでいくか、というのも見どころです」