そして未来の4番打者として期待を受ける岡本は、昨年12月に入籍してジャイアンツ寮も退寮。ブレークが期待されながらも1軍出場3試合に終わった昨季からの飛躍を目指す。 ドラフト2位以下の選手の中では、淺間大基(横浜高→日本ハム)の存在が目立つ。しかし、プロ2年間で1軍98試合に出場も、昨季は打率.191と精彩を欠いた。今季は巻き返しの年であり、陽岱鋼が退団した外野のレギュラー獲得に燃えている。

 その他、投手陣では150キロ超の左腕・塹江敦哉(高松北高→広島)への期待が高く、小野郁(西日本短期大附属高→楽天)も昨季1軍で11試合に登板して才能の豊かさは垣間見せた。野手陣では、宗佑磨(横浜隼人高→オリックス)や清水優心(九州国際大付属高→日本ハム)が1軍デビュー済みで、植田海(近江高→阪神)は昨年秋の『第1回U-23ワールドカップ』で日本代表不動の「2番・遊撃手」として世界一に貢献し、自身は大会盗塁王に輝いた。新成人として、1軍でのブレークを虎視眈々(たんたん)と狙っている。

 一つ上の学年を見ると、松井裕樹(楽天)、森友哉(西武)の“目玉”コンビの他、投手陣では田口麗斗巨人)、砂田毅樹(DeNA)、二木康太(ロッテ)、野手では関根大気(DeNA)らがおり、高卒3年目の昨季にブレーク、あるいは自信を掴んだ選手も多い。

 そして一つ下の学年には、高橋純平(ソフトバンク)、オコエ瑠偉(楽天)、小笠原慎之介中日)、平沢大河(ロッテ)のドラフト1位組に加え、廣岡大志(ヤクルト)、望月惇志(阪神)とスター候補生が数多く揃う。

 すでに同世代と比べて段違いの給料を稼いでいる彼らだが、本当の意味で自立するためにはプロとしての結果が求められる。これから先、長いプロ野球人生を過ごすためにも、新成人として迎えるシーズンは大きな意味を持つだろう。

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