たとえばカラオケに行って友達とワイワイするのは気分転換にはなるが、脳を使うので、疲労の回復にはならないという。また、慣れない場所に身を置くと落ち着かず、疲れるという。

 では、おすすめの休み方は?

「自分の巣穴だと思えるような場所で、夜はしっかり睡眠を取って、日中はぼーっとするのがいい。また、週に2日程度の短い休日に、気分転換や家族サービスの予定を入れすぎたら休みになりません。バケーションはその言葉通り、空っぽにすべきだと思います。忙しい人は、一日に少しでも自分のためだけの時間を持つ工夫をするといいと思います。パーティションで仕切るだけでも違いますよ」

 よく犬やの写真を見ている人は「お疲れ」の証拠だという。

「巣穴にいるような癒やしを求めています。副交感神経が優位になり、疲れが癒やされる。落ち着ける写真を見て、逃げ場にするのもいいと思います」

(構成/編集部・井上有紀子)

AERA 2023年2月13日号より抜粋

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