2.細かいことにこだわる節約をしている
1円でも安いものを買おうと躍起になる、収支が計画と少しでも狂うと、自分を責める。
細かいことに血道をあげる「ガマンする節約」は、長続きはしないだけでなく、心理的な生活は貧しくなります。
3.苦しい節約を強いている
モノを買わない、お金を払わずに済ませようとする。極端な話、もらう・たかるなど、「節約街道まっしぐら」のような生き方をすれば、本人が心苦しいだけでなく「貧乏臭い・みみっちい・調子がいい人」と、周囲から敬遠されます。
こうした「節約」には、限界があります。やがて厳しく・細かく・苦しい(それぞれの頭文字をとって「我慢の3K」と命名)節約に耐えられず、不満が爆発。「節約」と「衝動買い」を繰り返す、いわゆる「節約リバウンド」を起こす人たちが実に多いのです。
給料アップが見込めない、家計が厳しい状況では、無駄をなくし支出を抑える「節約」は、大切なことです。しかし「節約を続けていると貧乏になる!」ことも、あるのです。
運も縁も、人が運んでくるものです。間違った節約で、人づきあいを粗末にすれば、お金との縁は遠くなります。仕事のチャンスや価値ある人との出会いも、なくすのです。
「節約」をするのならば、ゆとりや優雅さすら感じられる、「究極の節約」であることが求められます。私自身、数多の失敗をしながら行き着いたのが、「健康になる・環境に優しい・工夫をする」(それぞれの頭文字をとって「心地よい3K」)を備えた、賢くお金を使う「倹約」でした。
「心地よい3K」を実践すれば、お金は自然と貯まります。お金は貯めるものではなく、貯まるものなのです。