「前日の3人がみんな金メダルを取ったので、それを見て私もほしいなと思って、絶対に金メダルを持って帰るという気持ちで臨みました」(川井)
表彰台の最も高いところからの景色は、格別だったようだ。
「前日の3人が(表彰台で)どんな景色を見てるのかなって思って。(実際に見たら)すごくいい景色でした。すごく日本の国旗がたくさん見えて、やっぱり五輪ってすごいんだなって改めて思いました」(同)
インタビュアーから「ずっと攻めてましたね」と言われると、「これが自分が教えてもらったレスリングです」と笑顔で答えた川井。今回の金メダルは、その自分のレスリングを最後まで貫いたことで、獲得できたのかもしれない。(文・横田 泉)