5月15日、リオデジャネイロ五輪出場権を懸けたバレーボール女子の世界最終予選兼アジア予選が東京体育館で行われ、世界ランキング5位の日本は同26位のカザフスタンに3-0(25-14、25-15、25-11)のストレート勝ちを収め、開幕2連勝を飾った。
前日ペルー戦と同じ先発メンバーで臨んだ日本は、古賀紗理那のサービスエースなどで序盤からリードを奪うと、その後も木村沙織、島村春世のブロックが決まるなど第1セットを難なく先取する。
続く第2セットは、昨日20得点をマークした長岡望悠の強烈なスパイクなどで中盤に5連続ポイント。カザフスタンを突き放して25-15で2セットを連取する。第3セットは木村、長岡、荒木を温存し、石井優希、迫田さおり、山口舞をスタートから起用。それでも日本の勢いは衰えず25-11でカザフスタンを圧倒した。
2試合連続ストレート勝ちを飾った眞鍋政義監督は、試合後のインタビューで「本当に選手がよく集中していて、特にサーブが良かった。これから5試合厳しい試合が続くので、選手全員を使えて良かった」とコメント。また、初戦では力を発揮し切れなかった古賀は、「昨日はあまり決まらなかったので、しっかり切り替えてやろうと思った。もっと頑張ります」と今後に向けて意気込みを語っている。
8か国が参加している今予選では、アジア勢(日本、韓国、タイ、カザフスタン)の中で最上位に入るか、全体の3位以内に入ることが五輪出場権獲得の条件となる。
日本の第3戦は17日に行われ、アジア最上位へのライバルと目されている宿敵・韓国と対戦する。