「この1年間は故障で苦しんで、箱根駅伝を諦めた時期もあったんですが、また優勝の喜びを味わいたいという気持ちだけで今日は走りました。1区から4区までの選手が予想以上に頑張ってくれたので、自分はつなぐという意識と、復路にむけて少しでも差を広げて、明日気持ちよく走ってもらいたいなという気持ちで走りました」

 また、3区で快走をみせた秋山は「(走っている最中)後ろから監督が面白い言葉を言ってくれたんで、それで笑って疲れを忘れて最後まで走り切ることができました。秋山隊長がんばれ!とか、いろいろ(笑)」と、レース中の裏話を明かした。

 昨年は「ワクワク大作戦」という独自の戦術で優勝を勝ち取った青学大。今年は前向きな青学大のカラーを出していく「ハッピー大作戦」で戦う、といったことが報じられていた。それにかけて、秋山も「最後まで笑顔で走り切れたので、ハッピー指数120%ですね」と笑顔で話した。

 そんなハッピー大作戦が奏功してか、危なげなく手にすることができた往路完全優勝。だが復路にむけて、神野は改めて気を引き締める。

「昨年は(往路終了時に)5分近い差があったんですが、今年は3分ということで、まだまだ油断できるタイム差ではないと思う。復路の選手に頑張ってもらって、明日喜びをかみしめることができればと思います」

 箱根駅伝の復路は1月3日午前8時、箱根町芦ノ湖をスタートする。これによって総合優勝が決定する。

(ライター・横田 泉)

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