ライオン株式会社調べ
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 2015年1月17日(土)、18日(日)に実施されるセンター試験。今年は、学習指導要綱の改訂により、数学と理科の出題範囲が変更になるなど、前年と異なる環境での受験となるため、不安に思っている受験生も多いことだろう。特に今年は「ゆとり世代」の浪人組に対し、現役生は「脱・ゆとり世代」ということもあり、どちらが有利なのか気になる状況でもある。

 ライオン株式会社が、2015年のセンター試験を受験する予定の全国の高校3年生と、浪人生各100名を対象に行った「ストッパ・センター試験に関する意識調査」によると、センター試験受験に対し、約8割の人がプレッシャーを感じていることがわかった。また、「これまでの人生最大のプレッシャーを『100』とすると、2015年のセンター試験に感じるプレッシャーはどの程度か」という質問に対し、回答者の平均値は101.52だった。つまり、センター試験受験に対して感じるプレッシャーは人生最大のプレッシャーに匹敵するといえる。

 現役生と浪人生の間に差はあるのだろうか? 浪人生に対し「新課程に対応している現役生に対してプレッシャーを感じているか」を聞いたところ、「非常にプレッシャーに感じている(34.0%)」、「ややプレッシャーに感じている(41.0%)」と、75%の浪人生が現役生に対してプレッシャーを感じていることがわかった。

 出題範囲の改訂が自分にどのように働くかを聞いたところ、現役生の約6割が「有利にはたらくと思う・やや有利にはたらくと思う」と回答したのに対し、浪人生の約7割は「不利にはたらくと思う・やや不利にはたらくと思う」と回答。この結果から、浪人生と現役生で出題範囲改訂への捉え方が大きく異なり、浪人生がより不安に感じていることがわかった。

 実際に出題範囲改訂のどのような点に不安を感じているのか聞いたところ、浪人生は「過去の傾向が読めず対策が出来ない為、不安」「対策しなければいけない範囲が広くなるため、対策も難しくなるため不安」など、ネガティブな回答が続いた。

 一方、現役生は「過去の傾向が読めず対策が出来ない分、皆同じ条件となり安心」「過去の傾向が読めず対策が出来ない分、運が良ければ受かる可能性がある」「対策しなければいけない範囲が広くなるため、周囲と差をつけやすいため好ましい」といった、ポジティブな意見が目立つ結果に。

“浪人”というプレッシャーだけでなく、出題範囲の改訂という変化が、浪人生たちにとって大きなプレッシャーを生んでいるのは間違いないようだ。

 では、受験生が試験当日に不安に感じる事柄は何だろうか?

 1位に選ばれたのはやはり、「プレッシャーによる急な体調不良で実力を出し切れないこと(58.0%)」だった。他に「会場の椅子や室内の温度など、受験環境が結果に影響する可能性があること(37.5%)」「睡眠不足で実力を出し切れないこと(37.0%)」「電車やバスの遅延などで遅刻すること(36.5%)」などが挙げられた。

 また、「プレッシャーによる急な体調不良で心配なこと」の1位は「腹痛・下痢(56.5%)」だった。ストレスなどが原因で、慢性的に下痢や便秘、腹痛をくり返す疾患である「過敏性腸症候群」に苦しむ若者は多いという。ライオンによれば、同社が発売している下痢止め薬「ストッパ下痢止めEX」の売上が、毎年1月のセンター試験の時期に大きな伸びを見せているという。

 受験生の多くにとって、人生最初の大きな分岐点あろうセンター試験。誰もが実力を出し切れることを願いたい。