アレフは徐々に勢力を拡大させている。現在、アレフなど主流派の拠点施設は北海道、東京、福岡など13都道府県下に計25カ所。保有資産(現金・預貯金・貸付金)は、3団体合わせ昨年10月末時点で総額約12億9千万円と1年前に比べ1億円以上増えているが、そのほとんどがアレフの資産だという。主な収入源は、在家信者からの布施だ。布施は「功徳」であるという指導を日常的に行いながら、信者1人から年間数百万円を徴収することもある。
「さらに在家信者を対象とした『集中セミナー』など各種イベントを通じて信者から高額な金銭を徴収し、3カ月で資産1億円以上増加させたこともあった」(同庁)
(編集部・野村昌二)
※AERA 2020年3月23日号より抜粋