2017年に雑誌「アンアン」でセミヌードを披露。その美しい体に注目が集まり、次第に「美のカリスマ」として女性の支持を集めるようになった田中みな実さん。昨年12月に発売した写真集『Sincerely yours…』の手渡しイベントに参加した2万1千人のうち、約8割が女性だったという。AERA 2020年3月30日号ではそんな田中さんの魅力に迫る。
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女性アイドルに詳しい江戸川大学の植田康孝教授は、田中さんの人気の理由をこう分析する。
「一般の女性にとって、トップモデルの服は高価で奇抜であったりして着こなせません。その点、アナウンサーである田中さんのスタイルは一般の女性がお手本にしやすい。SNSを通じて、女性たちのよりどころのような存在になったのでしょう」
実際、田中さんのメイクやファッションは「職場や親世代の評判もいい」と、田中さんの6年来のファンで、都内でウェブマーケティングの仕事をするアリサさん(22)も語る。
だが、「ぶりっこ」問題についてはどう思うのか。
田中さんはバラエティー番組などで、「さりげないボディータッチ」「上目遣い」など、数々の「技」についても語っている。アリサさんはこうした部分も「気にならない」と言う。
「番組によってキャラを使い分けることができて、むしろプロ意識を感じる。それに、周囲から『ぶりっこ』と言われてしまうだけで、実は素に近い部分もあると思います」(アリサさん)
今年のバレンタイン、田中さんは記者にチョコレートの用意をしたかと聞かれ80個用意したと回答、「ぜーんぶ本命です」と言っていた。アリサさんはそのエピソードから自分が女子校時代、学校の友達100人にチョコレートを渡したことを思い出す。女子校では普通のことだったが、社会に出て同じことをしたら「ぶりっこ」と思われてしまった。
「感謝の気持ちが伝わっていいと思うんです。私も男性・女性に限らずみんなに好かれたいタイプだからわかります」(同)