

プロゴルファーの丸山茂樹氏は、ゴルフ界にもたらされた新型コロナウイルスの影響などについて語る。
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いやいや、ついに東京オリンピックの延期が決まりました。1年程度、ということですね。世界中にとって苦渋の決断だったと思います。その中で、正しい判断をしていただいたのだと思いますね。
この状況でオリンピックを迎えるのはとても不安でしたから。中止ではなく、延期になって安心しました。1年かけて、今回の延期をプラスに転じられるように、引き続き準備していきたいと思ってます。
3月24日には日本ゴルフ協会(JGA)オリンピック・ゴルフ競技対策本部の強化委員会があって、男子の日本代表ヘッドコーチとして参加しました。延期決定の報が入る前だったので、いろんなことが仮定の話でした。代表のユニホームはほぼできあがってるらしいんですが、「2020 TOKYO」というロゴが入ってるので、ロゴ変更の可能性があるということで、この日の発表は見送られました。
そこでの話では、シニアツアーはいろいろ配慮しながら開幕を迎える予定ということでした。体温計を100本用意したりとか、朝晩熱を測って、熱が上がった人がいたらダメだと。そういう備えでやっていく。女子ツアーはご存じのように中止が続いてまして、男子ツアーも国内初戦の中止が決まりました。
まあ、話の9割はネガティブな方向ですよね。明るい雰囲気はないですよ。もうしょうがない。ここまできてしまったんで、新型コロナウイルスの感染拡大が収束するのを待つしかない。要はワクチンですよね。できあがってくれたら解決なんでしょうけどね。
さて、明るい話がないので、明るい人の話をします。僕がパーソナリティーをさせてもらってますTOKYO FMの「英語のアルク presents 丸山茂樹のMOVING SATURDAY」のゲストに、「百獣の王」ことタレントの武井壮さん(46)が来てくれました。