数々の困難を抱えながらも、人前では笑顔を絶やさない杏(写真/朝日新聞社)
数々の困難を抱えながらも、人前では笑顔を絶やさない杏(写真/朝日新聞社)

 夫・東出昌大(32)との別居騒動がいまだに収まりをみせない女優の杏(33)。不倫の代償として東出が支払うCM違約金や映画・ドラマの撮り直し費用は、総額で6億円以上に上るといわれる一方で、杏の仕事に関してはほとんど影響が見られない。

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 別居騒動以前も多くのCM出演があったが、今年3月以降は、特に杏が出演するCMを目にする機会が多くなった。

 現在、杏が出演するCMは若林正恭と夫婦役で登場する「三菱電機」の「ニクイねぇ」シリーズをはじめ「キリンビール」など大手企業ばかり7本にのぼる。「ブリヂストン」では「家族のためにタイヤを替えた」と子ども思いの母の慈愛を、ガレージ会社の「ヨドコウ」のCMでは三つ子たちと団らんするほほえましい姿をみせる。また、「ミツカン酢」では姑との軽快なやりとりをする主婦役をこなすなど、いずれも「明るく」「元気」で「健気」なママという好感度の高いキャラクターを維持している。

 いまだこれだけの大手企業のCMに起用されていることからもわかるように、業界関係者からの評価は落ちていないようだ。

「もともと好感度の高い女優で、なおかつ2月に東出の不倫騒動の渦中に登場したイベントでも『みなさんをお騒がせしてしまって、いろんな方にご迷惑をおかけしてしまって、申し訳ないです』と毅然とした態度でマスコミに対応していました。3人の子どもたちの世話と心労は計り知れないのに、そんな大変さを少しも感じさせない美しさで輝いていましたね」(スポーツ紙記者)

 芸能リポーターの川内天子さんは、「東出さんと離婚してもしなくても、杏のイメージダウンはないだろう」と話す。

「仮に元の鞘に収まった場合は『懐が深い』妻というイメージが強くなりますし、離婚した場合はシングルマザーとして頑張って、という応援する声がますます多くなるでしょう。彼女は独身女性から主婦にまで幅広く支持されていますからね」

 だが、ここにきて杏が抱えるもう一つの家族問題が発覚した。「週刊新潮」(4月16日号)が杏と実母が目下、金銭トラブルで係争中であると報じたのだ。

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宮本エミ

宮本エミ

芸能ジャーナリスト。新聞社、通信社を経て、Webメディア、週刊誌などで芸能、スポーツを中心に執筆中。

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実母との「骨肉裁判」も抱えることに……