日経平均株価やNYダウ平均のことを「指数(インデックス)」という。それぞれの全体の値動きがわかるデータだ。そして、投資初心者にも人気の「インデックスファンド」は、「指数」と同じ値動きをする投資信託のこと。インデックスファンドにはさまざまなシリーズがあるが、人気なのはどれだ? アエラ増刊『AERA Money 今さら聞けない貯金の基本』(3月25日発売)に、ランキング形式で発表されている。
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そもそも投資信託には2つの種類がある。一つはプロのファンドマネジャーが独自の銘柄発掘や投資判断を行う「アクティブファンド」。もう一つは、前述した日経平均株価など、株式市場や債券市場全体の値動きを示す指数に連動する「インデックスファンド」だ。
インデックスファンドの価格は機械的に動く。日経平均が上がれば日経平均のインデックスファンドの値段も上がるし、その逆もしかり、といった具合だ。
それなのに、運用のプロが頭で考えて運用するアクティブファンドよりも運用成績がいい場合も多い。投資をプロにまかせるという意味ではどちらも同じ金融商品だが、初心者に向いているのはインデックスファンド? アクティブファンド?
「投資初心者が何も考えずに選んでも失敗しづらいのはインデックスファンドですね」
と語るのは投資アドバイザーの若林史江さんだ。ご本人は株式投資が好きだが、初めて資産運用をするならインデックスファンドから入るのは悪くないという。
インデックスファンドでまず名前が挙がるのは、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS」シリーズ、「eMAXIS Slim」シリーズだ。
格安の信託報酬(運用コスト)とシンプルな中身が受けて、今や純資産総額は5000億円を突破した。シリーズ合計シェアは32%超(2020年1月末現在)。2位以降と倍以上の差をつけてダントツトップに輝いた。
次点で三井住友トラスト・アセットマネジメントのSMTシリーズがシェア16%、ニッセイアセットマネジメントの<購入・換金手数料なし>シリーズが14.7%後を追う。
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