との見方を示した。
手越は終始、円満な退所だったことを強調した。
「ジャニーズ側の文書に『円満』って言葉は入ってないんですよね。そこに事務所の思いが表れていると思います。今回の自粛期間中のことに限らず、これまで手越君には表沙汰になっていない数々のスキャンダルがあったのに、それが広がらなかったのはジャニーズの力ですよ。『そういうふうに守ってきたんだよ、私たちは』という思いがジャニーズ側にはあったと思います」(石川氏)
これまでだと、大手事務所から独立した芸能人の多くは、その後は当面、テレビ番組の仕事はなくなるのが常だった。手越は、これまで出演していたレギュラー番組は、いずれも外れされた。会見で手越は、それらの番組について「ノーギャラでも出たい」と語ったが、再び、テレビに復帰することはできるのか。
元週刊文春記者でジャーナリストの中村竜太郎氏は、今後についてこう語る。
「『無期限活動休止』になってテレビ業界には迷惑をかけているので、ジャニーズとテレビ局との話し合いになると思います。だから、『ジャニーズから独立しました。じゃあ、次のテレビ番組に出演します』というわけにはいかないと思います」
そうなると、手越が会見で話していたように、SNSの方向が現実的な生き方になるのだろうか。
「SNSの可能性というのは、今、いろんな芸能人が感じていることなので、その選択をしたということ自体はまちがいではないと思います。むしろ、個人での発信力とかタレントパワーがあれば、SNSというメディアで活躍できるんだということですね。彼はその可能性に賭けたんでしょう」(中村氏)
SNSはほとんど使っていないと語った手越だが、少し前に開設したツイッターのアカウントは、すでにフォロワーが100万人を超え、この日の会見を配信しているyoutubeの再生回数が24日時点で721万回を超えた。彼はユーチューバーとして成功するのだろうか。