きの・まさと/1968年12月2日生まれ。静岡県藤枝市出身。1988年に萩本欽一が司会を務めるテレビ番組「鉄きらリン530!!」の企画で結成されたアイドルグループ「CHA-CHA」(前身は茶々隊)で2年活動。その後、パフォーマンスを磨くため90年にジャニーズ事務所を退所し、単身渡米した。93年に帰国し、現在は自身の地元・藤枝市でダンスパフォーマー兼振付師として活動。主に田原俊彦の振り付けを担当している(写真:本人提供)
きの・まさと/1968年12月2日生まれ。静岡県藤枝市出身。1988年に萩本欽一が司会を務めるテレビ番組「鉄きらリン530!!」の企画で結成されたアイドルグループ「CHA-CHA」(前身は茶々隊)で2年活動。その後、パフォーマンスを磨くため90年にジャニーズ事務所を退所し、単身渡米した。93年に帰国し、現在は自身の地元・藤枝市でダンスパフォーマー兼振付師として活動。主に田原俊彦の振り付けを担当している(写真:本人提供)
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『CHA-CHA』に所属していた当時の20歳ごろの木野正人(写真:本人提供)現在の木野正人公式サイトはこちらから
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「あまりに事実と違う情報が多すぎたので、自分の口から真実をお伝え出来たら」

【写真】かっこよすぎる!ジャニーズ時代の木野正人はこちら

 ジャニーズ事務所を退所した元NEWSの手越祐也(32)は23日、記者会見でこう切り出した。だが、彼の主張を聞いても、「なぜ退所しなければならないのか」という疑問が解消されることは最後までなかった。

 ことの発端は、一部週刊誌が、緊急事態宣言中に手越が都内の飲食店へ外出していたことや、女性と夜遊びしていたことを報じたことだ。ジャニーズ事務所は5月、手越の全ての芸能活動を自粛することを発表した。

 なぜ手越は、コロナ禍で外出をしたのか。会見で記者から問われると、「3月の段階で退所をしたいというのを申し出てしまったので、今月(で契約終了)と言われるかもしれない、来月と言われるかもしれない。(そのために新たな仕事の)準備を少しでもしておかないと。急がないといけないなと判断して、外出をしました」と話した。

 また、仕事の会合の場になぜ無関係の女性を呼んだのかについては、「やっぱり、男だけで話すというのも全然ありだとは思うんですけど、『銀座で、創作和食で、四つ角に男っていうのも』という配慮で、『僕も女性を連れていきますので、手越さんも誰か連れてきてくださいますか』と言っていただいたので」というなんとも腑に落ちない回答だった。

 会見の様子を、複雑な思いで見つめていた人がいる。かつて同じジャニーズ事務所に所属し、アイドルグループ「CHA-CHA」で活動していた木野正人(51)だ。木野に、会見の率直な感想を聞いてみる。

「この会見で彼が何を伝えたかったのかがよくわからない。『ジャニーズやNEWSが好き』という感情的な前置きが長く、結局なぜ退所しなければならなかったのかの説明が足りないんじゃないかな」

 手越のコロナ禍での外出については、「彼の言っていることが事実であれば、気持ちはわかる」としつつも、こう苦言を呈する。

「『新しい仕事の準備をしないと』という焦りは理解できる。しかしそれでも社会では自粛で働けない人がいて、みんなで協力して『外出自粛』の方向に向かっていた。そんななかで影響力のあるタレントがそれを守れなかったのはまずいことだし、まずはその謝罪をしなければいけないと思う。仕事で女性と話すこともあるでしょうけど、『男だけだとあれなんで』という理由で女性を呼ぶのなら、それはもう飲み会だと捉えられても仕方ない」

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木野もジャニーズを退所