「松任谷さんだけでなく、人気グループ嵐のツアー衣裳も連続で手掛けていますね。センスがある上に努力家で勉強家ですから、信頼が厚いのも納得です。また、篠原さんは多趣味で、『色彩検定』や『天文宇宙検定』などさまざまな資格を持っていることでも有名です。星を見るのが大好きで高校時代は天文部に所属。『宙(そら)ガール』としてプラネタリウムで星空解説ライブをしたり、『星の教科書』という本まで出したことがあるほどです」(前出の記者)
そんな篠原、昨年1月にはCMなどを手掛ける年下の有名アートディレクターと結婚。アート好きでふだんからよくデザインの話をするというふたりは出会いから3カ月でのスピード婚だったという。篠原はインタビューに対して、夫のことを「私にとって恩師であり、友達でもあり、大切な仲間のような存在です」と明かしている(「毎日キレイ」7月5日)。そんな運命の人とともに4月にはデザイン会社「STUDEO」を立ち上げ、さらなる転機を迎えた。
TVウォッチャーの中村裕一氏は、そんな篠原のこれまでの軌跡をこう振り返る。
「90年代後半にレギュラー出演していた『LOVE LOVE あいしてる』の“プリプリプリティ”のコーナーで、毎週『ぐふふ~』と笑いながらゲストの楽屋を自由奔放に荒らし回り、先輩たちに手荒くイジられる姿はインパクト抜群でした。でも、それが嫌味に見えなかったのは、彼女が邪気のないピュアさを持っていたからでしょう。また、その当時から、カラフルでチープな小物を大胆に取り入れた彼女のファッションセンスはズバ抜けており、時を経て売れっ子衣装デザイナーになったのも納得です。そんな彼女がテレビにおいて『一見エキセントリックだけど、しっかり自分を持っている女の子』という一つの“枠”を作ったことは事実。もしかすると今のフワちゃんの活躍ぶりに影響を受けたファンが数年後、さらにパワーアップした新しいキャラクターとしてテレビに登場してくるかもしれません。そうやってシノラースピリッツが脈々と受け継がれていくのでしょう」
タレント、歌手、ファッションデザイナー、テキスタイルデザイナー……と40代に入って新たな才能を開花させマルチに活躍する篠原。どんどん魅力的になっていく彼女からますます目を離せない。(高梨歩)