留学中は言葉もわからず苦労しましたが、目的があったから乗り越えられました。本学ではUCバークリー校やハーバード大などの一流大学で夏学期の正規授業を受講することができますが、これらを開拓するときにアメリカでの自身の経験が役立ちました。


 
今の苦労は必ず、将来の糧になると信じています。

 今年度の入試は非常に対応が難しいです。いくつかのシナリオを考えておく必要があります。新型コロナの感染が広まって、1月、2月の入試が完全にできなくなった場合。これでは必然的に4月や5月まで実施を待たないといけないかもしれない。これだと事実上、9月入学になってしまいます。こうなると、本学だけではなく、大学全体の問題になります。

 大学入学共通テストは実施できたが、それ以降の各大学の試験ができなくなった場合などの対応も考えておかなければなりません。特例追試の合格発表日を新たに設けなければならなくなるので、今年度の入学定員管理は例年以上に困難が伴います。

 追試についてはかなり大変です。学部ごとに追試を実施するのは、日程的に無理でしょう。そうなると、学部共通の試験にするか。そうするとしても、感染防止対策を万全に行うことを考えなければなりません。

 本学は指定校推薦で例年800名弱を募集しておりますが,今年度は指定校推薦希望者が増えそうです。

 いろいろと難しい判断が求められる状況ですが、いかなる状況も前向きに捉えていきたいと思います。(本誌・吉崎洋夫)

週刊朝日  2020年7月24日号

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