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原発を造るときに1基あたり、3千億~5千億円ほど設備投資がかかる。この借金(=設備投資)は、原発を稼働して返済していた。いまは原発を動かせないのに、借金は返さないといけない。維持管理費もかかる。つまり、稼働できない原発は、とんでもない不良債権なのです。
だから、東電はなんとしても原発を動かしたい。古い原発ほど、「借金」はすでに返済済みだから利幅も大きい。だからこそ、運転期間を40年以上に延長しようとしているのです。
東電はもはやゾンビ状態。「身を切る」なんてことで、どうにかなるレベルではありません。
※週刊朝日2012年2月24日号
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