放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、オイル美容液『アルガニエ』。
【写真】サラッサラだから夏もOK!『アルガニエ』のオイルがこちら
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6~7年前からモデルや、美容に一家言もつ女優やタレントの間で新常識となっている「オイル美容」。
文字通り、オイルを使用したスキンケア法で、肌はもちろん、髪にもいいということでヘアケアブランドからも発売され、根強い人気を誇っているところだ。
夏場は「化粧水一本」という方も多いだろうが、「今年はエアコンによる肌の乾燥を常に頭に入れておかなければ」とは、テレビ局のベテランメイクさん。「ドラマもバラエティーも、スタジオの換気や消毒のため、収録にかける時間は長くなっています。それに、皆さん、本番直前までマスクを着用していることから、例年よりもエアコンを強めにかけている場所が多いのです」というのである。
マスクによる熱中症や肌トラブルに加え、乾燥対策を怠らないようにしないといけないのが今夏だ。乾燥すると肌のバリア機能が弱まってきて、乾燥肌の人はもちろん、脂性肌や混合肌の人でも敏感な状態になり、トラブルを招いてしまう。
その点、オイル美容は水分の蒸発を防ぎ、炎症を抑え、ターンオーバーが促進されるので肌の透明感をアップさせてくれる。洗顔後、すぐに使用するため、次に使う化粧品の浸透度を高めてくれるなどいいことだらけなのだが、夏場、特に気になるのがベタつきだろう。
「でも、このオイルは、サラッサラだから夏もOK」と美容セレブに絶賛されているのが「100%ピュアアルガンオイル」使用の『アルガニエ』である。
モロッコの生産者と直接契約し、アルガンツリーから良質な種子だけを厳選。手作業で一つひとつ種を選び、傷んだ種子が混ざらないよう取り出し、一切熱を与えず、ゆっくり圧力をかけるコールドプレス法で抽出したフレッシュなアルガンオイルのみを直送している。最高な状態でユーザーに提供するため、ボトルは琥珀色の遮光瓶だ。
使い方は簡単。洗顔後、オイルを手にとり、両手で温めて、顔の中心から外側へ円を描くよう、全体に伸ばすだけ。その後、いつものスキンケア製品を使ってもいいし、オイルとブレンドしてもいい。また、リキッドファンデーションにオイルを1滴加えると、それだけで伸びがよくなる。
男性の朝晩のスキンケアは「これ1本でいいと思う」とは男性の某美容家の弁。シェービング後の炎症を抑えてくれて、肌のテカリを防いで引き締まった肌へと導いてくれるという。「一家に一本」のオイル、もちろんボディーにも使える。
■山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
※週刊朝日 2020年7月31日号