例えば、シールドに顔をギュッと近づけて変な顔を見せるとか、シールドのせいで頭を叩いたりできないツッコミの人に対して「あれ?今日は叩かないんですかー?」ってからかってみたりとかね。
密になれないなら、新しい遊び方を考えることもボクらの役目だと思う。
リモートの仕事にも、最近は少しずつ慣れてきた。
コロナになる前は、自宅のインターネット環境なんか全然整備してなかったから、最初は画像も悪くて、動きも重くて、やりづらくて大変だった。ボクはアナログな人間だけど、これじゃダメだって思って、すぐにパソコンもスマホも新しい機種に買い替えて、今では、すごくやりやすくなった。
コロナが運良く落ち着いたとしても、きっと、すぐに全てが元通りになるわけじゃないから、状況に合わせて、つねに自分をアップデートしていかないとね。そうしないと、浦島太郎状態になっちゃって、この先きっと仕事なんてまわってこない。
自宅で料理を始めたのも、家にいる時間が単純に増えたからってだけじゃない。外に出られないこの状況の中で、何もせずただ寝ていたら、ボクの存在なんてきっとみんなに忘れられてしまうっていう危機感があったっていうのも大きな理由の一つ。このまま消えてしまうのは絶対嫌だったから、芸人として何か発信しなきゃって思ったんだよね。
状況に合わせて、つねに何かを発信していくっていうのは大変だけど、新しい戦い方を探していくのもけっこう楽しみだったりもする。
コロナがもう少し落ち着いたら、コロナ前に始めていた「96日後に結婚するクロ」っていう企画をまた続行したいなって思ってるの。
いよいよ、結婚に向けて動き始めるからねー(笑)。
だから、日常が早く戻ってくるように、みんなも一緒に頑張ろう。
コロナは一人が頑張るだけでは収束しないし、やっぱりみんなで一緒になって頑張らなきゃいけない。
最近、マスクをしてない人が増えてる気がして心配になっちゃう。
化粧がとれちゃうとか、自分は大丈夫って過大評価してる人は、危機感を持ってほしいんだ。
命に関わることだからね。
いつもSNSでボロクソ言われて、こんなにだらし無いボクですらできるんだから、みんなにできないわけがないよ。
大変だけど、一緒に頑張ろう。
早く女の子と密になりたいしん!
(構成/AERA dot.編集部・岡本直也)