私はSNS時代の男女の“つながり”の形として、パパ活を興味深い対象としてとらえていた(法に触れない限り)。もちろん、今も昔も一方的な搾取などではなく、あくまで女性がお金を稼ぐための選択肢のひとつとして、パパ活が存在していることは変わらない。だが、この先、買い手市場化が進み、大幅な値崩れや搾取が起きれば、パパ活の意味することは“ただの売春”になってしまうかもしれない。そこで勝ち抜くためにパパ活女子たちは、ニーズに合わせた容姿やキャラを取り入れていくだろう。

 彼女たちの「個性」や「選択肢」が失われること、そして低年齢化が進むことを危惧している。(コラムニスト・妹尾ユウカ)

◆せのお・ゆうか/1997年8月生まれ。一児の母。コラムニスト。ツイッタ-のフォロワー数は7万5千人(2020年8月現在)。

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