AERA 2020年9月7日号より(写真:山部さん提供)
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 オンライン中心の生活で、人と直接会う機会は貴重なものになった。だが、マスク越しのコミュニケーションには難しさもある。AERA 2020年9月7日号は、アナウンサーの山部朱里(やまべあかり)さん(33)にコツを聞いた。

【図】マスク生活で陥りがち!気を付けたい12項目はこちら!

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 マスクがコミュニケーションの妨げになっている。そう思うことはないでしょうか? 何しろ顔の半分が隠れており、表情がわからず声もくぐもるので、ある意味仕方がありません。

 でもそのために、気持ちが伝わっていないと思われたりして、トラブルの原因にもなりかねません。

 マスク越しの気持ちを伝えるにはどうすればいいのか。ポイントは三つあります。

 まずは、声の大きさです。

 マスクをすると口の動きが小さくなり、モゴモゴと何を言っているのか、相手は聞き取りづらくなります。そこでなるべく、口を大きく開け、ゆっくり話すことを意識しましょう。温泉に浸かった時の、「あぁ~」と思わず言ってしまう、おなかから出る声の感じです。

 二つ目はアイコンタクト。

 コミュニケーションの基本は、相手の目を見て話すアイコンタクトです。そのアイコンタクトを今まで以上に意識しましょう。長い前髪は左右に流すなりして、目元が相手によく見えるように。これだけで、相手に与える印象は変わります。相手の目を見つめすぎ居心地の悪さを感じた時は、眉間に視線を移すといいですね。

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