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安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて“真実”のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。8月13日に公開した「クロちゃんが初めて明かす安田大サーカスの『解散危機』」に続き、今回のテーマも「安田大サーカス」。20年近いグループ活動の中で、クロちゃんがパニックになったという安田大サーカスに起きた衝撃の事件とは?
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先月の連載で安田大サーカスの「解散危機」について触れたけど、これだけ長く、グループで活動していると、当然、大変な時期っていうのは、他にも何度かあった。
中でも、特に衝撃的だったのは、HIRO君が脳出血で倒れた時と団長が自転車事故を起こした時だね。
両方とも、とにかく驚いたし、もしかすると、メンバーが1人欠けてしまうんじゃないかって、覚悟もしたの。
HIRO君が脳出血で倒れたのは2017年。マネージャーから聞いた話だと、HIRO君から突然「タクシーを呼んでほしい」っていう電話があったみたい。前日から、頭が痛くて、市販の薬とかで無理やり症状を抑えていたみたいだね。
結局、病院に行ったら、そのまま入院。一時は危なかったみたいだから、後遺症もなく、無事に回復して、ほんとうに運が良かった。
HIRO君の時は、ボクがマネージャーから連絡もらった時点で、すでに症状も落ち着いていたから、すぐに安心することができたんだけど、団長の自転車事故の時は違った。
あれは、2016年。山形県でトライアスロンの大会に団長がゲスト出演していた時だった。
団長は、競技中に激しく転倒しちゃって、頭を強打して、意識不明に…。そのままドクターヘリで緊急搬送されちゃったんだ。
ボクは、別の現場でその知らせを聞いたんだけど、マネージャーと一緒にもうパニック。
「え?あの元気な団長が?嘘でしょ」って。
ドクターヘリで運ばれている時の写真も、のちに見せてもらったんだけど、首が固定されていて、顔も傷だらけ。この傷消えるの?っていう、レベルだった。
正直、頭が真っ白になった。
「もしかしたら、団長が死ぬかもしれない」
そんな最悪なことまで頭をよぎったよ。