現在、相方・渡部の不祥事でコンビとしての活動を休止している児嶋。その間もYouTubeを始めたり俳優業に力を入れたりするなど、ピンでの活動にシフトしているがこのまま俳優業に専念してもやっていけそうだ。

■「コント村」芸人の青田買いが始まっている!?

 中堅芸人だけではない。今をときめく「お笑い第七世代」にも、高い演技力が評価されている芸人は多い。なかでも近年、評価が高い若手芸人がいるという。

日本テレビで放送されている『THE 突破ファイル』は再現ドラマが人気で、主に第七世代を中心にキャスティングされているのですが、みんな芝居がとてもうまい。なかでも、キングオブコントの覇者であるハナコの岡部大さんはどんな芝居でも変化自在にでき、とても評価が高い。そのため、再開されたばかりの朝ドラ『エール』で主人公に弟子入り志願する田ノ上五郎役を演じ、”五郎ロス”もささやかれたほど好評を博しています」(放送作家)

 人気コント芸人によるドラマ界への進出について、TVウオッチャーの中村裕一氏は次のように解説する。

「古くはビートたけしや明石家さんま、ダウンタウンなど芸人がドラマの主役クラスに抜擢されることはありましたが、コント出身の芸人がここまでドラマに進出したケースは過去になかったと思います。コントは短時間で世界観を構築するために圧倒的な芝居を見せなければならない。そういった意味では、芝居がうまくて当然です。ゾフィー、ハナコ、かが屋、ザ・マミィのメンバーを中心に結成したお笑いコントユニット『コント村』は、冠番組が始まるほどの人気を獲得していますが、彼らの魅力も圧倒的な演技力にあります。ハナコの岡部がドラマ『私の家政婦ナギサさん』や朝ドラ『エール』で好演したり、今後、コント村の芸人のドラマ界への起用が進むのは間違いないと思います。一方で、芸人はプロの俳優と比べるとテクニック面などにおいて拙い部分はあるかもしれませんが、舞台やバラエティ番組などで多くの人に注目され、場数を踏んできた、芸人ならではの“味”が芝居ににじみ出ています。今後、ドラマの主役クラスに抜擢されるコント芸人が出てきてもおかしくはないでしょう」

 単なる話題作りではなく、その確かな演技力が買われてキャスティングされている芸人たち。今後誰がドラマ界に進出し、人気を博すのか。そういった目線でドラマを楽しむのもまた一興かもしれない。(藤原三星)

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