――幼少から好きだった格闘技との新たな繋がりがスポンサーとして今回できた訳ですが、今後はいかがでしょう?

岸本 カレーパンというのはスパイスが利いていて非常に熱く、エネルギッシュな食べ物です。格闘技も熱く、エネルギッシュなファイトを見せるということで繋がる部分があるので、長いお付き合いをしていきたいです。我々の「カレーパンだ。」はまだ1店舗目でこれからも予定していますが、ONEが日本で育って成熟していくのに一緒になって歩んでいけたらと思います。格闘技を見ている方もカレーパンを食べて熱くなってもらいたいです。

――現在再び盛り上がりを見せている格闘技ですが、またかつてあったブームのような人気を得るには何が必要だとお考えですか?

岸本 やっぱりスポーツに特化するっていうのは大事ですけどエンターテインメント路線というのも必要で、それは新日本プロレスさんが盛り返してきているのがそうだと思います。これは考え方の違いですけど、僕らのようにパンにエンタメを入れるっていう考え方に対しストイックに作るという考え方もあると思いますけど、一緒にやらせて頂く以上、我々の色というのをちょっと出していけたらと思います。

――社長にとってのこだわりであり、ビジネスにおけるポリシーでもある「付加価値」を格闘技や選手につけようとする場合、どうしたらよいでしょうか。

岸本 それこそスポンサーの使命じゃないですかね。今の時代はただ出すだけじゃなくコラボレート、掛け合わせないとダメだと思うんです。なので今回はやらなかったですけど、選手と組み合わせながら一緒になってやっていけると面白いなと思います。もちろん選手の色がありますし、合う選手・合わない選手がいると思いますが、我々ができることを供給すれば非常に面白いんじゃないでしょうか。北海道コンサドーレ札幌もユニフォームに「白い恋人」って書いてあるだけですごく目立ちますし、我々もそういうものの見方や新しい価値を創生していきたいと思います。

(文/長谷川亮)

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