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今日(7日)、北海道宗谷地方の稚内地方気象台で利尻山の初冠雪が観測されました。平年より4日遅く、昨年より17日遅い観測です。

上空に強い寒気

ここ数日、北海道は日本海側で広く天気が崩れ、上空には10月下旬から11月上旬並みの寒気が流れ込みました。

その影響で、昨日(6日)は大雪山系黒岳の7合目付近で積雪が観測されたり、後志地方の羊蹄山で初冠雪となるなど、標高の高い山では雪が降りました。(羊蹄山の初冠雪は倶知安測候所の無人化に伴い、倶知安町役場が独自に観測を行っています。)

そして、今日の午前11時頃、稚内地方気象台では、利尻山の初冠雪を観測しました。平年より4日遅く、昨年より17日遅い観測です。

初冠雪とは

初冠雪とは、観測所から見ることができる山に雪がかかっていることを「目視」で確認できる状態のことで、8月以降に初めて冠雪を確認できた日を「初冠雪」といいます。

観測は随時行われますが、仮に山頂に積雪があったとしても、"観測所から目視で確認できること"が条件なため、山頂の様子が見えず確認できない場合には初冠雪とはなりません。

明日は冷え込み強まり、氷点下も?

明日(8日)にかけて上空の寒気が居座るため、特に晴れ間の広がる道東を中心に夜間の冷え込みが強まる見込みです。

明日朝は、道内でも今シーズン初となる氷点下の気温となる地点もありそうで、引き続き秋の深まりを感じる天気が続きそうです。