

今、コロナウイルスの影響で自宅ごはんが増えた人もたくさんいることでしょう。料理が苦手な人には大変な毎日です。お金と時間をかけず、そしてテクニックなしでできるメニューがあれば助かります。「料理が得意ではない」という編集者・フードジャーナリストの中田ぷうさんに、実際に家庭で作っているメニューを紹介してもらいました。
【実際の写真】映えなくても、おいしければOK!食卓で撮影した料理
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編集者・フードジャーナリストとして活動する筆者ですが、食べる専門。食にまつわる職業なので料理が得意と思われがちですが、実は昔から得意ではありません。せん切り、みじん切りもできません。子どもが生まれるまでは外食ばかりでした。しかし上の娘(現在17歳)が産まれるとき、母に言われた言葉があります。
「子どもはとにかく食べさせなきゃだめ。ときには出前を取ってもいいし、忙しいならスーパーのお惣菜に頼ってもいい。でもやっぱりお母さんのごはんを日々食べさせることが、子どもの心と体を育てるのよ」
この言葉が頭にこびりつき、以来17年間下手なりにごはんを作り続けています。しかし手作りにこだわっているわけではありません。4人家族となった今、お惣菜など買っていては1パックで足りるわけがなく、逆に高くついてしまう……そのため自分で作っている部分もあるのです。
子どものごはんは“時間が勝負”です。容赦なく「おなかすいた。ごはんまだ?」と聞いてくるので手間なく、おいしくが毎日のテーマ。ちなみに私の料理は計量もほとんどしません。以下のメニューは、感覚で作っても十分おいしくできますよ。
■ 袋ごと調理できるタイプで「もやしおかかナムル」
袋ごと電子レンジに入れられるタイプのもやしを利用。袋の表示どおりにもやしを電子レンジにかけ、袋から出してごま油とかつおぶしで和えます。味見をしてみて塩味が足りなければ塩を足して完成。
お酒のつまみとしてはもちろん、ごはんにのせて食べてもおいしいですし、お肉のつけ合わせにもどうぞ。
■ チンして和えるだけ「お茶漬けうどん」
冷凍うどんを電子レンジで解凍し、お茶漬けの素とバターで和えるだけ。バターの代わりに、オリーブオイルやごま油を使ってもおいしくできます。1人ごはんや、部活ごはん、塾ごはんとして何度作ったかわかりません。