和田さんによれば、エンゲル係数が高い家は、冷蔵庫が整理されていない傾向が強いという。
「どこに何が入っているかわからないほど冷蔵庫がぎゅうぎゅう詰めの状態だと、結局、使い切れなくて捨ててしまい、その積み重ねがエンゲル係数を押し上げます。冷蔵庫の中にはこの食材があるから、これをつくろうと、『逆引き』で買い物をする習慣を身につけていきましょう」
和田さんが推奨するエンゲル係数の目安は20%だ。しかし、40%の人が一気に20%まで下げるのは難しい。まずは30%を目標に、徐々に20%に近づけていけば、無理なく達成できるのではという。
「そのためには一度、家計簿で『家計の見える化』をしてください。すると、無駄な買い物をなどが浮かび上がり、そこを見直すだけでも食費をかなり下げることができます」
(編集部・野村昌二)
※AERAオンライン限定記事