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14日から17日にかけて、新潟県の山沿いなどで記録的な大雪になりました。18日夜から20日にかけて、再び強い寒気が流れ込みます。北海道から北陸を中心に大雪に警戒して下さい。

14日~17日は日本列島に強い寒気 群馬県や新潟県などで記録的な大雪

14日から17日にかけて、日本付近に真冬並みの寒気が流れ込みました。上空1500メートル付近でマイナス9℃以下の寒気が、北陸付近まで流れ込み続け、17日朝には、関東付近まで南下しました。真冬に流れ込む強い寒気です。

15日の日降雪量は、群馬県みなかみ町藤原では117センチで、観測史上1位の記録になりました。岩手県西和賀町では62センチで観測史上2位、新潟県湯沢町は92センチ、津南町は88センチで観測史上3位など、記録的な大雪になりました。

18日夜~20日 再び強い寒気 大雪に警戒

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18日夜から19日朝にかけて、低気圧が前線を伴って、東北地方を通過する見込みです。日本付近は冬型の気圧配置になり、再び強い寒気が流れ込むでしょう。20日にかけて、上空1500メートル付近でマイナス15℃以下の寒気が東北付近まで南下する見込みです。17日までに流れ込んだ寒気より強く、真冬でも数回しか流れ込まないような寒気です。北陸付近にはマイナス9℃以下の寒気が流れ込むでしょう。

20日にかけて、雪雲が、日本海から北海道や本州に次々に流れ込みます。西よりの風が吹きつけ、特に山沿いで雪雲が発達しやすいでしょう。北海道の日本海側から北陸を中心に、長野県北部と関東地方北部の山沿いでも、再び大雪になる所がある見込みです。大雪による交通への影響などにご注意下さい。

これまでの降雪により、山などの斜面に積もった雪が崩落することで、人や建物への被害が発生することも考えられます。屋根からの落雪にも注意が必要です。危険な場所には近づかないで下さい。路面の凍結にも注意して下さい。

ふぶきや強風にも注意 北陸では竜巻などの突風の恐れも

大雪だけでなく、北海道の日本海側では、19日にかけて、ふぶく所があるでしょう。東北では、19日から20日にかけて、日本海側を中心に警報級の風が吹く可能性があります。北陸地方では、19日にかけて大気の状態が不安定で、カミナリが鳴ることがあるでしょう。カミナリ雲の下では、竜巻などの激しい突風が吹くことがあります。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めて下さい。