メイン画像
メイン画像

1日午後、九州北部には発達した雨雲がかかっており、東へ移動中です。夜にかけて雨の範囲が広がり、九州から近畿・東海の太平洋側でも雨が降るでしょう。強い雨や落雷にも注意が必要です。

日本海側を中心に雨雲かかる 九州北部には活発な雨雲も

画像A
画像A

1日、九州付近にのびる前線が東へと進んでいます。1日昼過ぎ、九州から北陸の日本海側を中心に雨が降り、特に九州の北部では、前線に伴う発達した雨雲がかかり始めています。

昼過ぎには、長崎県壱岐市で1時間に23.5ミリの強い雨を観測し、2月としての観測記録1位の値を更新しました。また、長崎県松浦市や福岡県福岡市の小呂島でも1時間に19.0ミリの雨を観測しています。

画像B
画像B

また、この前線に向かって強い南風が吹いており、昼過ぎに、鳥取県大山町塩津では最大瞬間風速24.9メートルの強い風を観測し、2月としての観測記録1位の値を更新しました。そのほか、愛媛県伊方町で23.0メートル、島根県松江市で21.9メートルの最大瞬間風速を観測し、西日本を中心に南風が強まっている所があります。

夜にかけて雨の範囲広がる 雨脚強まり雷の所も

画像C
画像C

次第に前線に伴う雨雲が東へと進むため、夜にかけて雨の範囲が広がり、九州から近畿・東海の太平洋側にかけても雨が降るでしょう。また、日付が変わると関東でも雨が降り出す見込みです。

暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定となり、所々で雷雨となりそうです。特に九州では、この後夜にかけて、急な強い雨や落雷に注意が必要です。傘をさしていても濡れてしまうくらいの激しい雨に加えて、風も強まって横なぐりの雨になる可能性もあります。

この雨は、九州から中国・四国にかけては明日2日の明け方まで、近畿や東海は2日朝までの見込みです。関東は沿岸部を中心に昼頃まで雨が残るでしょう。

一方、東北から北海道の日本海側を中心に、別の低気圧と前線が近づくため、こちらも次第に雨や雪の範囲が広がるでしょう。特に北海道では、山沿いを中心に大雪となり、ふぶく所もある見込みです。落雷にも注意をしてください。