そんなボクが、初めて自分からやりたいっていったのが、アイドルだった。母親は最初相当ショックだったみたい。ボクが出演した「笑っていいとも」を見て、号泣したみたいだし。ボクは絶対反対されるだろうなって覚悟していた。
けど、後日、母親は電話で「もうあんた決めたことだから、やりたいようにしなさい」って言ってくれたんだ。これにはボクもびっくり。なんで、母親は怒らないんだろうって不思議だったけど、どうやら父親の一言が大きかったみたい。
父親は、かなりショックを受けていた母親に対して「アイツが初めて自分の口から何かをやりたいって言ったんだから、アイツの好きなようにさせてやれ。アイツの人生なんだから」って言ってくれたんだよね。
ほんとうに、ありがたい。
これまでもいろんな嘘をついたり、心配もかけているけど、それでも今日までずっと応援してくれるんだから、ボクは恵まれているなって思う。
だからこそ、ちゃんと親孝行はしなきゃいけないね。
コロナが落ち着いたら、もう一度、両親に温泉旅行を提案してみようと思う。
もちろん、お金は全部ボクが出すしん!
母親にネッカチーフも買って、父親にパチンコの軍資金も渡すよ。
お父さん、お母さん、お願いだから、もう一度、ボクを信じて?(笑)
(構成/AERA dot.編集部・岡本直也)