日本スポーツレガシーコミッションに取材すると、森氏は「本人の申し出により、最高顧問を辞されています」とのこと。財団の目的などついては「当法人はスポーツ政策の推進のためのレガシーの定着に取り組むものであり、国際大会の剰余金の受け皿や活用のために設立した意図は一切ありません」。銅像建立については「承知しておりません」。東京五輪組織委を通じて森氏にも取材を申し込んだが断られた。
森氏は今も、公益財団法人日本スポーツ協会の最高顧問などの役職にとどまっている。今回の件で「一発退場」というわけではなさそうだ。
(本誌・池田正史)
※週刊朝日 2021年3月5日号