そして、いろいろな方からたくさんのことを学び、自らの考えを深めていき、また、今まで以上に、様々な経験を積み重ねながら視野を広げていってほしいと願っています。その過程で、将来のことも含め、私たちで相談に乗れることは、できる限りしてあげたいと思います。

 上皇陛下や秋篠宮と直接会う機会が減っていることは残念ですが、上皇陛下や秋篠宮とは適宜連絡を取るようにしております。ただし、詳細については、回答を控えたいと思います。

 上皇陛下、上皇后陛下には、新型コロナウイルス感染症の感染拡大にお心を痛められつつ、日々を送っておられることと拝察いたします。どうかご無理をなさらず、お体を大切に、末永くお健やかにお過ごしいただきますよう心よりお祈り申し上げます。

(質問)秋篠宮さまの立皇嗣の礼が終わりました。陛下のご感想をお教えください。長女眞子さまは、小室圭さんとの結婚についてのお気持ちを公表した文書で「天皇皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに、深く感謝申し上げております」と記されました。秋篠宮さまは結婚を認める考えを示されましたが、陛下はどのようにお考えですか。お二人の結婚に関して国民の間で様々な意見があることについて、どのように捉えていらっしゃいますか。

天皇陛下)延期されていた立皇嗣の礼関連の主要な諸行事が滞りなく終了したことに安堵(あんど)しています。その立皇嗣宣明の儀において、秋篠宮は、「皇嗣としての責務に深く思いを致し、務めを果たしてまいりたく存じます」と述べたことを心強く聞きました。

 秋篠宮には、皇嗣として、その職務もますます重いものとなっていきますが、秋篠宮妃ともども、体に気を付けながら、務めを果たしていってもらいたいと思います。

 眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております。

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