テイラー・スウィフト、「ラヴ・ストーリー(テイラーズ・ヴァージョン)」が米ビルボード・カントリー・チャート自身初の首位発進「ファンの皆さんに感謝」
テイラー・スウィフト、「ラヴ・ストーリー(テイラーズ・ヴァージョン)」が米ビルボード・カントリー・チャート自身初の首位発進「ファンの皆さんに感謝」

 テイラー・スウィフトの「ラヴ・ストーリー(テイラーズ・ヴァージョン)」が、2021年2月27日付の米ビルボード・カントリー・ソング・チャート“Hot Country Songs”で初登場1位を獲得した。

 “Hot Country Songs”チャートは、全米のラジオ・エアプレイ、セールス、ストリーミングの指標を合算したチャートだ。デビュー当時はカントリー・シンガーだった彼女がこのチャートでNo.1を獲得するのは8回目だが、首位発進したのは初めてだ。また、2008年にリリースされた旧ヴァージョンの「ラヴ・ストーリー」も首位を獲得していることから(2008年11月22日と29日付)、再レコーディングされたヴァージョンと両方で首位を獲得したアーティストは、このジャンルのベテラン・アーティストであるドリー・パートンに次いで史上2人目となる。

 ドリーは、故ホイットニー・ヒューストンのカヴァーでも有名な「I Will Always Love You」が、1974年6月に、再録されたヴァージョンが1982年10月にそれぞれ首位を獲得している。

 オリジナル・ヴァージョンの「ラヴ・ストーリー」は、2008年の『フィアレス』に収録されていた。新ヴァージョンは、4月9日にリリースされる『フィアレス(テイラーズ・ヴァージョン)』に収録されている。米ビルボードでは、過去の楽曲やアルバムを再録した作品は、オリジナルとは別にカウントされるため、それぞれが個別のチャート履歴を形成することになる。

 米ビルボードに対し彼女は、「ビルボードの“Hot Country Songs”チャートで初登場1位を獲得したのは初めてですので、これを可能にしてくれたファンの皆さんにとても感謝しています。自分の音楽を取り戻す勇気を与えてくれたのはファンであり、最後まで見届けるために今週存在感を示してくれました。10年以上前に一度生きた楽曲を、彼らが再び1位に送り込んでくれたことに感動しています。今このような形でこれが起きたことを非常に嬉しく思っています」とコメントした。

 MRCデータによると、2021年2月12日にリリースされた「ラヴ・ストーリー(テイラーズ・ヴァージョン)」は、2月18日で終わる週の全米ストリーミング再生数が1,370万回を記録したことにより、米ビルボード・カントリー・ストリーミング・チャート“Country Streaming Songs”でも首位で発進している。このチャートでテイラーが1位を獲得するのは3回目だ。

 また、25,000ダウンロードを記録し、同カントリー・デジタル・ソング・セールス・チャート“Country Digital Song Sales”でも初登場1位を獲得している。このチャートでは、彼女は最多である15曲が1位を獲得しており、これらが全て初登場で頂点に立っている。

 さらに、この楽曲は積極的にラジオ局にプロモーションされていないにもかかわらず、2月21日で終わる週に110万回の全米エアプレイ・オーディエンス・インプレッションを記録している。米ビルボードに報告されたジャンル別に見ると、9%がカントリー・エアプレイで、残りはアダルト・ポップ、アダルト・コンテンポラリー、ポップ・エアプレイの合計となっている。