2020年末のある日、神社でお参りしていた黒猫。撮影/nori(@nori22)さん
2020年末のある日、神社でお参りしていた黒猫。撮影/nori(@nori22)さん
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にっこり笑っているかのように愛くるしい表情を見せてくれた猫。いまは人に縁づき、幸せに暮らしています。撮影/nori(@nori22)さん
にっこり笑っているかのように愛くるしい表情を見せてくれた猫。いまは人に縁づき、幸せに暮らしています。撮影/nori(@nori22)さん
猫アレルギーだって、猫の尊さはひしひしと感じます。イラストレーターのnikiricoさんが描き下ろしてくれました。漫画/nikiricoさん
猫アレルギーだって、猫の尊さはひしひしと感じます。イラストレーターのnikiricoさんが描き下ろしてくれました。漫画/nikiricoさん

 にゃんと、黒が神社にお参りしている―――。

【イラストレーターのnikiricoさん描き下ろしての漫画はこちら!】

「はやくコロニャが収束しますように」

 猫もそう願っているように見てしまうのは、昨年から今年にかけて、コロナ禍に見舞われてきた私たち人間の勝手だろうか。

 決定的瞬間を撮影したのは、猫の写真や動画を撮影し、ツイッターに投稿しているnori (@nori22)さん。

 2020年暮れのある日、猫を撮影に出かけた先で、偶然この光景を目にしたという。
 
 noriさんのツイッターアカウントには、今にも語り出しそうな、味わい深い猫の写真や動画がたくさん挙げられている。

 noriさんは子どものころから猫が好きで、いまも週末や余暇に猫の写真を撮影しに、猫たちのいるスポットを回っているが、意外にも「猫と暮らしたことはない」そう。

 けれども、数々の写真が示すように、猫たちのただならぬ胸襟の開きっぷりに、「どうしてそんなに猫と仲がいいの?」と、すれ違った子どもに聞かれることもあるそうだ。

「毎日通って、見かけたら『よう』とか『こんにちは』とか、猫に声をかけて仲良くなるんです」

 猫たちも毎日挨拶を交わして仲良くなった人間には、私たちが予想もしない姿を見せてくれるのかもしれない。

 犬飼い歴30年というイラストレーターのnikiricoさんは、残念ながら重度の猫アレルギーがあり、猫には触れられないが、大の猫好き。猫が飼えなくたって猫愛を語るべく、今回web用に描き下ろしてくれた漫画がこちらだ。

 華奢でふわふわ、天使のような子猫時代から、一瞬にして大人の階段を駆け上がっていく姿に呆然としつつ、「フォルムは天才的」と賞賛している。

(編集部・澤志保)

※AERA増刊「NyAERA 2021」から