放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、二度目の緊急事態宣言下の自身の心身の状況について。脳にスイッチがはいらなくなったと明かします。
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人生で初めて心療内科に行ってきました。先ほど帰って来たばかりなので、ホヤホヤです。本来ならこういう場所で書くべきではない…と思う方もいるかもしれないのですが、書きます。
なぜ、心療内科に行こうと思ったか。なんだかこの数カ月、脳にスイッチが入らない日が多いんです。そしてとても疲れる。息切れがしたり、パワーが出ないというか。
コロナ禍になり、4月の緊急事態宣言の時は、仕事も止まったりして、実は自分の中では家ですごくゆっくり過ごすことが出来ました。時間にゆとりができて、すごく体の調子も良かった。
緊急事態宣言が明けて仕事は通常に戻る。そこからは、僕は肺に疾患も持っているので、コロナにも怯えながら気を付けながら日々を過ごしました。
そしてリモート会議です。リモート会議が多くなっていい部分もいっぱいあります。最初は戸惑いも多かったですが、最初は硬かったリモート会議も冗談とか言って笑える空気も出来てきて。ただ、リモート会議だと、移動もないので、結構詰めてしまうんですよね。取材もリモートでやることも増えたので、逆に、前より忙しくなったりしている。
今回、1月から再び緊急事態宣言になり。前の緊急事態宣言と大きく違うところは、緊急事態宣言も二度目となると、そこに慣れてくるので、仕事は前と変わらない。リモートでの会議の連続。そこにプラスして、僕は書き物があったりして。
そして20時以降は飲食店で飲食できない。僕のストレス発散の一つは、夜、飲みに行き、みんなで話して笑うことでした。趣味のない僕にとってはそれが趣味。
でも、それが出来ない。コロナ禍の前の生活から、人生の楽しみの一つを取られたような状態です。
そのせいか、なんか疲れが抜けない。寝ても寝ても疲れが抜けない。最初はなんか変だなくらいだったのですが、脳にスイッチが入らない。