森下千里氏(C)朝日新聞社
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 自民党宮城県連は8日までに、次期衆院選で宮城5区に元タレントの森下千里氏(39)を擁立する方針を固めた。

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 森下氏は名古屋市出身。2001年頃からレースクイーンとして活動を始め、その後はグラビアやテレビタレントとして活躍した。19年には所属事務所との契約を解除して芸能界を引退していた。タレント時はいわゆる「天然キャラ」としてのイメージが強かっただけに、今回の出馬情報には芸能界のみならず、永田町周辺からも驚きの声が上がった。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう語る。

「いわゆる、タレント候補はこれまでも多くいました。自民党の丸川珠代参院議員(元テレビ朝日アナウンサー)や立憲民主党の蓮舫参院議員(元グラビアアイドル)のように、閣僚や党の要職を務めてきた人もいます。タレント候補は、顔と名前が一致して知名度があり、発信力もある。政党のイメージアップや人寄せの効果も期待されていますが、その後、政界で活躍できるかは別問題です。最近はタレント候補はあまり見かけませんでしたが、今回の森下さんの擁立で、まだ政党にはそういう考えがあるのだなと意外でした」

 同県連によると「東日本大震災後に(選挙区のある)石巻市などを訪れて、炊き出し支援などをしてきて、思入れがあるようだ。ご本人は意思を固めており、3月14日の全体会議で正式に決定する見込み」だというが、これまで目立って政治的な発言をしたことはなかった。

 だが、森下氏のツイッターをさかのぼってみると、今年に入ってからは政治や社会問題に関する発言が散見されるようになった。

 たとえば、2月3日には1月30日放送の『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日系)の番組内容について、こう投稿している。

<トランプ前大統領が人権問題に力を入れていたのは周知の事実。それなのに、否定するような池上さんの発言が報道されてしまうなんて…みんながしっかりと#ウイグル問題に目を向けてほしいです!>

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