※写真はイメージです (GettyImages)
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 3年ぶりのシングル「Roar」を発表するKAT‐TUN。デビュー15周年を迎え、3月からは2年ぶりに全国でライブを行う予定だ。上田竜也さんに、現在の心境、メンバーやファンに対する思いなどを聞いた。

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 あっという間の15年でした。中身が濃すぎるというか、いろんなことがあったグループですけど、3人になってもKAT‐TUNを続けてこられて良かった。ジャニー(喜多川)さんが作ってくれたグループだから、なくさずに15周年を迎えられたことを嬉しく思います。

 ジュニア時代、まだ15、16歳だった頃、舞台のリハーサルで風邪か何かで来られなくなった人の代役を1回だけやったことがあったんです。そこにジャニーさんもいて、「ユー、芝居がすごくいい」って褒めてくれたことがありました。たくさん怒られることもあったんですけど、今でもあのときの言葉を自分の中で大事にしているかな。そう言ってくれたからこそ、それに恥じないように頑張ろうと思えるんです。

 はじめ、KAT‐TUNは堂本光一君のバックダンサーとして結成されたチームだったんですけど、光一君にたくさん迷惑をかけた覚えがあります。完全に恩を仇で返してしまいましたからね。

 だけど、時が経って、こうして今、光一君のミュージカル「Endless SHOCK ‐Eternal‐」で一緒に舞台に立てるなんて思いもよりませんでしたよ。何が起きるかわからないですよね(笑)。

 現在公演中の同舞台では、光一君のライバル役として、幸せなときもあれば、どん底をみるときもある情緒不安定な男を演じています。浮き沈みの激しい役ですけど、舞台人一丸となって、モチベーションを保ちながら一回一回を全力でやっています。

 3年ぶりのシングル「Roar」は、グループの年齢を反映した大人っぽい楽曲に仕上がっていると思います。若いときのやんちゃな感じから成長して、グループ自体も大人な雰囲気になってきているんじゃないかな。

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