■海外で人気に火がつく

 もう一組の優勝候補が、ATEEZ(エイティーズ)だ。18年にデビューすると、韓国よりも先に、欧米を中心に海外で人気に火がついた。デビュー翌年に行った北米・ヨーロッパ15都市での海外公演は全席完売。昨年9月に発表された「アメリカで過去半年間に最もツイートされた“歌手部門”」で、BTSやカニエ・ウェストらに続き8位にランクインした。インスタのフォロワー数は404万人を超え(3月20日現在)、MVの総再生回数は4億回以上(同)と、第4世代の中でも頭一つ抜きん出た存在だ。彼らの武器は、アルバムごとに打ち出される、時に攻撃的で排他的な世界観。それを見事に表現する憑依型パフォーマンスはカリスマ性を感じさせる。バラエティー番組で見せる無邪気な姿とのギャップも人気だ。

 百花繚乱のK‐POP第4世代。“第二のBTS”が生まれるのか、目が離せない。(ライター・酒井美絵子)

AERA 2021年4月12日号より抜粋

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