小池都政の新型コロナ対策の広告費をめぐりお笑い芸人カンニング竹山さんの言い間違いを発端に、小池都知事が抗議文を送ったと大騒動になった。その後、どうなったのか? 先週のコラムで語ったことからこれまでの裏側の全てを語ってもらった。
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小池都知事からの抗議文の件のその後に関しては10日の深夜の生放送ABEMATV「カンニング竹山の土曜TheNIGHT」で話したことが全てです。先週のコラムでも告知したように、10日の放送では都民ファーストの会の尾島都議らが出演してくれることになっていましたが、4月8日に「政治的判断で出演を見合わせる」となりました。
そんなことで、本来やろうとしていた企画ができなくなったので、生放送2時間をひとりでしゃべるという方向性にしたんです。それが一番ストレートで隠し事なくわかりやすいだろうと。それで、番組で出した資料や都民ファーストの会の尾島都議とのやり取りの経緯とかも隠さずに出すことにしました。所属事務所のサンミュージック社長も副社長も「竹山、正しいことをしているから生放送できちんと話してこい」と言われました。いろいろな行き違いが出て“悪いのは会社だ”と、そのことはお詫びしたいと社長と副社長に言われました。
放送でも触れたことですが、サンミュージックの会社組織も新年度から新しくなったところに今回の抗議文の一連の騒動があって、僕のところに話が下りてこないということがありました。放送では話していませんが、少し前に、僕の殺人予告騒動があった当時、危機管理に関して会社の方針が何も決まっていなかった。「何やってんだ!」って話になって一回幹部に集まってもらって、この会社はいったいどーなってんだ! となったんです。なので、その時に危機管理マニュアルを作成しました。昔から俺には殺人予告のようなものはいっぱいきているから(笑)、俺を例に出していいんで、若い女性も所属している事務所だからマニュアルを作成しようとなったわけです。会社にかかってきた電話の内容を録音できるようにするとかね。