6月4日、今夜に迫った2014年ワールドカップ予選の大一番。これでオーストラリアとの一戦を日本が制すれば、初めて日本代表がホームの地で、W杯出場を決めることになります。



サッカーとか、ぜんぜん興味なくて」という女性は意外といるものですが、"女子力"を意識するなら、それは改めたほうがいいかもしれません。ウェブサイト「ジレンマ+」のコンテンツ「ジレンマ女子会」を書籍化した『女子会2.0』では、女子力の高い人間とサッカーの関係性について、こう述べられています。



結婚したい女子ができることは何かありますか」という問いかけの後に、1972年生まれのライター・西森路代さんが言ったこの言葉。「今、女子力の高い人はサッカーに行く人という感じがします」。



 西森さんの言う"女子力"とは、男の人の趣味に自分を合わせること。女性誌などで女子力という言葉を聞くと、旬のファッションやメイクを施すことに手を抜かず、趣味や稽古事にも熱心。向上心を忘れず、好奇心旺盛で、いつもキラキラしているイメージがありますが、実はそうではないよう。この「今まで考えられていたような女子力」はモテるためには必要ないかもしれないと言い、それよりも、多くの男性がはまるサッカー観戦に足を伸ばすほうが、出会いが増えて結果的に結婚できる確率が高くなるというのです。



 1970年生まれで、詩人・社会学者の水無田気流さんは、さらにこんなことを。「消費メディアにあおられて自分磨きばかりしていると、むしろ磨きすぎて相手がいなくなる。よく磨きすぎた日本刀は、近寄るだけで、触っていないのに斬られるというじゃないですか。磨きすぎて、名刀どころか妖刀になっている可能性があるなと思います」。なんと恐ろしい...。



 時代は変わったはずですが、旧来の結婚観を捨てられなかったり、キャリアを積み社会で成功している女性が憧れのロールモデルにならなかったり、日本女性を取り巻く現実を知ることができる同書。男性側の"進化"についても語られていて、男女問わず、自分を見つめ直すきっかけになる一冊と言えるでしょう。

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