事前に誰を指すのか決まっているのだろうか?
すでに会見が始まってから、40分以上が経過。焦りが出てくる。手の角度を変えたりしながら、必至にアピールをする。
その後、日本経済新聞、テレビ東京、ラジオ・フランスと法則通りに指名されていく。そして会見が始まってから50分が経過したところで、小野広報官が「それでは恐縮でございますが、あと2問とさせていただきます」とアナウンスを入れる。
最後に指名されたのは読売新聞、フジテレビだった。
なぜ記者の熱い思いはスルーされたのか…。
挨拶も兼ねて小野広報官に直接、尋ねようと思ったが、首相が退室するとともに、足早に会見場を後にしてしまった。近くのスタッフに挨拶がしたいと申し出るも、「もう私どもも入れないところにいるのでそれは無理ですね」と塩対応だ。
安倍首相時代も含めると10連敗。ここまで指されないと何が原因でもあるのかと勘ぐってしまう。不名誉な連敗記録はいつまで続くのか。
(AERAdot.編集部 吉崎洋夫)