イギリス王室のウィリアム王子とキャサリン妃が、YouTubeに英国王室のチャンネルとは別に、独自のチャンネルを開設して話題になっています。
チャンネル名は「The Duke and Duchess of Cambridge」で、「ケンブリッジ公爵と公爵夫人」という意味です。まだ投稿本数も少ないので、どんなコンセプトなのかは不明ですが、おそらくロイヤルファミリーとしての発信よりも、ウィリアム王子とキャサリン妃の素の姿、家族や親としての姿を発信するのではないかと思います。YouTubeは、親しみやすさと身近な雰囲気を感じさせるプラットフォームだからです。
芸能人や有名人、スポーツ選手やセレブの方々も、当たり前のようにYouTubeのチャンネルを持って独自の発信をしています。事務所に言われてやっているチャンネルよりも、本人が自発的に運営しているチャンネルの方が数字は良いです。YouTubeは視聴者ありきで、直接的に視聴者と関わるプラットフォームです。テレビの場合、関わるスタッフやプロデューサー、制作会社の方々や代理店やスポンサーや取引先が非常に多いので、一人の演者としてのタレントの番組への影響力は、司会やレギュラー陣ではない限り限定的です。テレビの場合は、演者として求められる役割を発揮するのがタレントの仕事です。
一方、YouTubeの場合、関わる人の数が少ないため、タレントは演者としてだけでなくプロデューサーとしての役割も求められます。どんな企画を、どう届けたら、どんな視聴者にとって面白いのか、などについてスタッフと一緒に自発的に考えなければなりません。事務所やテレビのプロデューサーの方々もYouTube運営が上手な人は何人かいますが、結局は演者のやる気が重要です。
本田翼さんや仲里依紗さんや辻希美さんなど、視聴者を楽しませるために非常に積極的にチャンネルを運営している芸能人の方々やスポーツ選手の方々は、YouTubeでも人気です。自宅で撮影したり、YouTubeでしか見られない独特の姿やトークなど、有名な方ほど非常に面白い発信になります。この点で言えば、イギリス王室のウィリアム王子とキャサリン妃のチャンネルも、YouTubeでしか見られないような親しみやすい姿を発信されると、より人気になられると思います。