藤原紀香(49)の1年半ぶりの舞台出演となる『魔界転生』の東京公演が5月18日に開幕した。同舞台は山田風太郎の人気伝奇小説を原作に、劇作家マキノノゾミが脚本、堤幸彦が演出を務めるアクション・エンターテインメント時代劇。主演を務めるのは上川隆也で、2018年の初演時には10万人を動員した人気作品だ。
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紀香は今回からの出演になるが、天草四郎(小池徹平)の姉・お品という物語のカギを握る重要な役どころだ。公演は4月7日に愛知からスタートし、福岡、東京、大阪と6月まで上演される。当初、東京公演は5月4日から開幕予定だったが、緊急事態宣言の延長に伴い上演が延期され、2週間遅れの開幕となった。
「紀香さんにどんどん女優業をしてほしいというのは、夫の(片岡)愛之助さん(49)の希望です。今回の舞台のナレーションは堤監督からのオファーで愛之助さんが担当していますが、愛之助さんは快諾したそうですよ。その意味でも、紀香さんにとっては思い入れの強い舞台になると思います」
そう話すのは舞台関係者。
愛之助と結婚して5年、梨園の妻として、女優として、さらにライフワークのボランティア活動も精力的にこなしているという紀香だが、「とにかく、ごひいき筋や関係者からの評判がよい」(歌舞伎関係者)のだという。
「たまに過去の女性問題で愛之助の名前が取り沙汰されますが、夫婦仲はとてもいいです。紀香の“何事にもポジティブ”という性格もあるのですが、常に前向きで向上心にあふれているので、愛之助へのサポートもお客さまへの対応にもそつがない。中には『愛之助より、片岡紀香のファン』という方も多く、紀香人気は絶大です」(同前)
芸能界から同じく梨園の妻となった先輩・三田寛子(55)は、かつて夫・中村芝翫(当時は橋之助)の不倫騒動の際の神対応をもって「最強の梨園の妻」「歌舞伎界のゴッドマザー」などと称されたが、今はより厳しい立場にある。