SNS、ネット上では、「インド、東南アジア、南米、アフリカ、一部のヨーロッパでコロナ禍の収束にはまだ至らずの状況。練習も予選もできない国、地域が多数ある。これでは、全世界の選手たちがフェアに同じ条件で、メダルを目指して競う大会にはならない。もしも開催されたら、コロナ禍のために不本意にも参加できなかった選手の悔しさは底知れないだろう。そして、有力な選手の不参加、調整不足で、日本選手団のメダルが前回大会より大幅に増えても手放しに喜ぶことなど到底出来ない」、「どちらの言い分も正しい。日本としては、インドは感染爆発中であり強力な変異株が入ってくる危険性があるのだから厳重管理策は当然。インドとしては、自国競技者だけ厳重な管理下で行動制限されたら公平な競技環境ではないではないか、これも当然の主張。全ての誤りは、こんな状況下でオリンピックを開催すること。コロナ感染の『安心・安全』を追求すればインドだけではなく、変異株の感染者が再度増えているイギリスやブラジル等も徹底管理しなければならないが、これからこの関連のトラブル続出だろう」などのコメントが。
インド五輪委の訴えを受け、東京五輪・パラリンピック組織委員会が行動規制を見直すことは考えにくい。日本とインド間の問題にとどまらない可能性があり、世界各国はその動向を注視している。(牧忠則)