大きな段ボールに自作のイラストを描いた小道具を使い、雑学などを交えたほのぼのネタで2000年代後半にブレークしたお笑い芸人のもう中学生(38)。親しみやすい笑顔と甲高い声での「タメになったね~」のフレーズがヤミツキになった人も多いのではないだろうか。
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ショートネタブームの終焉とともにテレビで見る機会が激減し、一時は「一発屋」「あの人は今」的な位置づけとなっていたもう中学生。ところが、昨年後半から急激にメディア露出が増え、今ではバラエティー番組の常連になるなど再ブレークを果たしているのだ。
「きっかけは、昨年8月に出演した有吉弘行さんのラジオ番組『SUNDAY NIGHT DREAMER』だといわれています。ほんわかしたイメージが強い“もう中”さんですが、即興でのテンポのよい返しやそのトリッキーな発言内容が有吉さんやリスナーに刺さりまくりだったんです。SNS上でも『神回すぎるw』『もう中、天才でしかない』などと称賛の声が相次ぎました。有吉さんも『もっともMCに適した芸人』と大絶賛し、オンエア中も終始笑いっぱなしで、いかに彼にハマっているかが伝わってきました。これを機に業界でも面白さが再認識され、その後は『有吉の壁』をはじめ、さまざまな番組に出演するようになっていったのです」(テレビ情報誌の編集者)
有吉のように、もう中学生を高く評価している大物芸能人は多い。ダウンタウンの松本人志も、ずいぶん前から彼の才能に気づいていたようだ。2011年に放送された「第8回 IPPONグランプリ」(フジテレビ系)では、意表をつく回答を連発したもう中学生を「客をとりこにしている」と絶賛していた。
またマツコ・デラックスも「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系・6月11日放送)で、独特なリポートを展開するもう中学生にドハマリ。「今1番好きかも。ヤバイ! おもしろすぎる!」と最大の賛辞を贈り「リポーターの仕事が増えそう」と、もう中学生の新たな可能性にも言及していた。