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北陸地方では、今夜遅くからあす明け方にかけて再び雨脚が強まり、激しい雨の降る所があるでしょう。この週末11日(日)にかけて大雨に注意、警戒が必要です。

今夜遅くからあす明け方にかけて再び雨脚強まる 激しい雨も

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梅雨前線上に発生した低気圧が日本海西部から近づいてきています。あすにかけて北陸付近を東に進み、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。北陸地方では福井から新潟にかけて広く大気の状態が不安定となり、今夜遅くからあす明け方にかけて雨脚が強まり、バケツをひっくり返したような激しい雨の降る所がありそうです。

土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意、警戒が必要です。あす朝の通勤や通学は道路状況が悪化している可能性もありますので、早めに情報を確認し、時間に余裕をもってお出かけください。

11日(土)にかけて大雨の恐れ 土砂災害に警戒を

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きょう8日18時からあす9日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、石川で90ミリ、富山と新潟で80ミリ、福井で60ミリの予想です。また、そのあと11日にかけて梅雨前線が北陸付近に停滞する見込みで、10日18時までにさらにおよそ50ミリの雨が降る見込みです。

梅雨前線の活動が活発になり警報級の大雨になる恐れもありますので、常に最新の予報をチェックし、今後の情報に十分ご注意ください。

福井ではきょう8日午後2時までの1時間降水量が福井市で34ミリを観測するなど激しい雨が降りました。この雨で、降り始め(3日午後10時)からきょう8日午後4時までの降水量が福井の大野で233.5ミリ、福井市美山で219.5ミリとなるなど、約5日間で200ミリを超え、すでに7月ひと月分の8割を超えています。福井では夜遅くにかけて土砂災害に警戒してください。また、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の発生する恐れがあります。週末にかけて注意、警戒を続けてください。

来週は太平洋高気圧が強まる 真夏日続出 熱中症に警戒

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来週になると、夏の太平洋高気圧が徐々に勢力を強める見込みです。

来週は上空の冷たい空気や湿った空気による局地的な雨に変わり、北陸地方は所々で晴れ間も広がりそうです。

最高気温は30度以上の真夏日の日が多く、夜は熱帯夜に迫る寝苦しい夜の日が多くなるでしょう。暑さの厳しい日は無理をせず、こまめな水分補給や休憩を心がけましょう。また、夜寝る前にコップ一杯の水を飲むなど、夜間の熱中症にもご注意ください。